THE MATCH 2022全試合順!天心武尊の開始時間と当日の全貌
日本格闘技史における最大の転換点として語り継がれるメガイベント「Yogibo presents THE MATCH 2022」。立ち技打撃界の二大巨頭であったRISE世界フェザー級王者・那須川天心選手と、K-1 WORLD GPスーパー・フェザー級王者・武尊選手による「世紀の一戦」は、東京ドームを埋め尽くした56,399人の大観衆だけでなく、国内PPV(ペイ・パー・ビュー)史上最多記録を樹立して日本中を熱狂させました。
2026年の現在、那須川天心選手はボクシング転向を経て世界トップ戦線へと駆け上がり、武尊選手もまた海外の大舞台で不屈の闘志を示し続けています。二人が激突したあの特別な1日はどのようなタイムテーブルで進行し、メインイベントのゴングは何時に鳴り響いたのか。全16試合の試合順、K-1対RISEの対抗戦結果、配信の舞台裏に至るまで、公式記録と当日の現場取材データに基づいて徹底解説します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:当日は12:00開場・14:00本戦開始、メインの那須川天心vs武尊戦は「20:50頃に入場、21:10にゴング、21:35頃に判定決着」というスケジュールで進行。
- 要点2:全16試合に及ぶK-1とRISEを中心とした対抗戦は、第1Rから熱戦が連続し、ABEMA PPVの国内配信記録(50万件超)を大幅に更新。
- 要点3:地上波放送の直前撤退という逆境を跳ね返し、デジタル有料配信とスタジアム興行の完全融合を証明した近代格闘技ビジネスの金字塔。
【当日のタイムテーブル】開場・開始時間と那須川天心vs武尊の激突は何時だったのか
2022年6月19日、東京ドームで開催された「THE MATCH 2022」は、全16試合という長丁場でありながら、異例のテンポと緊張感を保ちながら進行しました。公式発表された開場時間は12:00、オープニングファイトの開始は13:00、そして本戦第1試合の開始は14:00でした。
観客や視聴者の最大の関心事は、「メインイベントの那須川天心vs武尊は具体的に何時何分から始まるのか」という点に集中していました。当日の進行状況を分単位の記録で振り返ると、タイムスケジュールは以下のように推移しました。
- 11:00〜12:00:VIP席・プレミアムゲート先行入場、一般開場(水道橋駅周辺からドーム周辺が未曾有の混雑を記録)
- 13:00:オープニングファイト(那須川龍心 vs 大久保琉唯)開始
- 14:00:オープニングセレモニーを経て、本戦第1試合(鈴木真彦 vs 金子晃大)がスタート
- 16:30頃:第7試合(内田雄大 vs マハムード・サッタリ)終了、休憩なしでヘビー級マッチや注目対決へ突入
- 18:30頃:第12試合(YA-MAN vs 芦澤竜誠)のオープンフィンガーグローブ戦が開始、会場のボルテージが最高潮へ
- 20:15頃:セミファイナル(海人 vs 野杁正明)が過酷な延長戦へ突入し、決着
- 20:45:メインイベント煽りVTR上映開始
- 20:52:武尊選手、続いて那須川天心選手の順に入場
- 21:10:那須川天心 vs 武尊の試合開始(第1ラウンドのゴング)
- 21:35:3ラウンド終了、5-0の判定勝利コール
- 21:50:大会全日程終了
判定決着までもつれ込んだセミファイナルの延長ラウンドや、各選手の入念な花道演出が重なった結果、天心vs武尊のゴングは予定よりわずかに押し、21時10分となりました。日曜日の夜、地上波中継がない状況下において、この21時台の配信アクセス集中は日本のインターネットトラフィック史上に残るピークを記録しました。

【全16試合結果一覧】THE MATCH 2022全対戦カードと勝敗データまとめ
大会は単なるワンマッチの枠を超え、長年にわたり交わることがなかったK-1 JAPAN GROUPとRISE、さらにはシュートボクシングのトップファイターが激突する全面戦争の様相を呈しました。全16試合の完全な試合順と公式リザルトは以下の通りです。
| 試合順 | 対戦カード | ルール / 契約体重 | 勝敗結果・決着詳細 |
|---|---|---|---|
| オープニング | 那須川龍心 vs 大久保琉唯 | -53.0kg(3分3R) | 大久保 判定3-0 勝利 |
| 第1試合 | 鈴木真彦 vs 金子晃大 | -55.0kg(3分3R延長1R) | 鈴木 判定2-0 勝利 |
| 第2試合 | 志朗 vs 玖村将史 | -55.0kg(3分3R延長1R) | 玖村 判定3-0 勝利 |
| 第3試合 | 江幡睦 vs 璃明武 | -55.0kg(3分3R延長1R) | 江幡 延長判定2-1 勝利 |
| 第4試合 | 風音 vs 黒田斗真 | -53.0kg(3分3R延長1R) | 風音 判定3-0 勝利 |
| 第5試合 | 笠原友希 vs 中島千博 | -60.0kg(3分3R延長1R) | 笠原 判定3-0 勝利 |
| 第6試合 | 内田雄大 vs マハムード・サッタリ | -100.0kg(3分3R延長1R) | サッタリ 1R 1分18秒 KO勝利 |
| 第7試合 | 山下力也 vs シナ・カリミアン | -100.0kg(3分3R延長1R) | カリミアン 判定3-0 勝利 |
| 第8試合 | “ブラックパンサー”ベイノア vs 和島大海 | -71.0kg(3分3R延長1R) | 和島 判定3-0 勝利 |
| 第9試合 | 山田洸誓 vs 安保瑠輝也 | -67.0kg(3分3R延長1R) | 安保 判定3-0 勝利 |
| 第10試合 | 白鳥大珠 vs 皇治 | -62.0kg(3分3R延長1R) | 白鳥 判定3-0 勝利 |
| 第11試合 | 中村寛 vs レオナ・ペタス | -62.0kg(3分3R延長1R) | 中村 判定2-0 勝利 |
| 第12試合 | YA-MAN vs 芦澤竜誠 | OFGマッチ -62.0kg(3分3R) | YA-MAN 1R 1分49秒 KO勝利 |
| 第13試合 | 原口健飛 vs 山崎秀晃 | -65.0kg(3分3R延長1R) | 原口 2R 0分33秒 TKO勝利 |
| 第14試合 | 海人 vs 野杁正明 | -67.0kg(3分3R延長1R) | 海人 延長判定2-0 勝利 |
| 第15試合 | 那須川天心 vs 武尊 | -58.0kg契約(3分3R延長1Rなし) | 那須川天心 判定5-0 勝利 |
団体の看板を背負った対抗戦のトータル戦績は、RISE・SB陣営が拮抗した勝負をものにし、僅差で勝ち越す結果となりました。全試合を通してKOやダウンが頻発し、どの試合もメインイベント級の緊張感を維持したことが、大会全体の評価を決定づけました。
【実態検証】ABEMA PPVの熱狂と東京ドーム5万6000人が目撃したリアル
東京ドームの現場取材で見えた光景は、従来の格闘技ファン層の枠組を完全に超越していました。最前列のVIP席「300万円」という日本スポーツ界史上最高額のチケットが即日完売したことを筆頭に、一般席を含めた56,399枚のチケットは瞬く間にソールドアウト。ドームのスタンド最上段まで立ち見の気配すら漂う異様な人口密度でした。
特筆すべきは、大会直前の2022年5月31日にフジテレビが地上波生中継からの撤退を電撃発表したことです。地上波の放映権料収入という巨大な後ろ盾を失った興行が、これほどの規模で成立するのかという業界内の懸念を、ABEMAを中心とするデジタルPPVビジネスが一掃しました。
サイバーエージェントの公式開示データによると、ABEMA PPVの総券売数は50万件を突破。当時の通常チケット価格は5,500円(ABEMAプレミアム会員向け割引等は4,400円〜)であり、配信売上だけで25億円超、会場興行収入とマーチャンダイズ、スポンサー料を合わせた総売上は50億円規模に達したと推計されています。
SNSやファンのコミュニティでは当時、「回線は落ちないのか」「50万人が一斉にアクセスして止まったらどうする」という不安が飛び交いました。しかし、ABEMA技術陣による大規模なインフラ補強により、天心vs武尊の決戦中も深刻な配信障害を起こすことなく完走。この成功体験が、その後のRIZINやボクシング世界戦における配信ビジネスモデルのデファクトスタンダードを築く契機となりました。

K-1対RISE全面対抗戦の因縁と舞台裏|7年越しの交渉が決着した背景
那須川天心選手と武尊選手の激突は、単なる2人の天才の対戦ではありませんでした。そこには約7年間におよぶ「格闘技界の冷戦構造」が存在していました。
事の発端は2015年8月、当時16歳だった那須川天心選手がBLADEトーナメントを制覇した際、リング上からK-1王者だった武尊選手に対戦を直訴した場面に遡ります。しかし当時、新生K-1は排他的な独占契約システム(他団体への出場制限や契約拘束期間)を厳格に運用しており、RISEを主戦場としRIZINへも参戦する天心選手との対戦は、契約の壁によって完全に阻まれていました。
双方が連勝を重ねるにつれ、ファンやネットコミュニティでは「どちらが本当に強いのか」という議論が過熱し、ときに互いの選手を誹謗中傷する代理戦争へと発展していきました。武尊選手は後に自身の自著やインタビューで、当時の心境を「K-1を背負っている責任があるからこそ自由に発言できず、逃げていると言われるのが何よりも苦しかった」と吐露しています。一方の天心選手も「ボクシングへ転向する前に、この試合だけは絶対に成立させなければ自分の格闘技人生は終われない」と語っていました。
膠着状態を打破したのは、RIZINの榊原信行CEOによる仲介と、両陣営が「中立の舞台」として合同実行委員会を組成することへの合意でした。双方が歩み寄り、契約体重を前日58.0kg(当日試合3時間前計量で62.0kg以内)という過酷なリカバリー制限ルールで設定したことで、ついに歴史的一戦が現実のものとなったのです。
一般に知られていない盲点と勝敗を分けた技術的真実
世紀の一戦を巡っては、ネット上やファンの間で「武尊は減量苦で本来の動きができなかったのではないか」「なぜあの一撃で試合が決まったのか」という議論が今なお交わされています。しかし、現場の技術分析が示す真実はより精緻なものでした。
勝敗を決定づけた最大の技術的分岐点は、第1ラウンド終了間際に天心選手が放った「カウンターの左フック」です。武尊選手は特有の圧力で距離を詰め、右ストレートから得意のインファイトに持ち込もうと頭を下げて踏み込みました。天心陣営はこの踏み込みの軌道を完全に研究し尽くしており、武尊選手の意識の外側から死角を縫うようにショートの左フックを顎へ正確にヒットさせました。
このワンダウンによって、武尊選手は残り2ラウンドでダウンを奪い返すかKOするしか勝てないという極めて不利なスコアリング状況へ追い込まれました。焦りから前に出る武尊選手に対し、天心選手は卓越したステップワークとジャブ、クリンチワークを駆使して追撃を巧みに遮断しました。
第3ラウンド、武尊選手が見せた「被弾しながらもニヤリと笑う表情」は、多くの観客の胸を打ちました。これを単なる闘争本能の表れと解釈する見方がある一方、スポーツ心理学的な観点からは「追い詰められた極限状態における自我の防衛反応であり、自らを鼓舞して恐怖を麻痺させるための本能的な行動」であったと分析されています。技術、戦略、メンタルのすべてが高い次元で交錯した、極めて純度の高い3分3ラウンドでした。
【プロの結論】「世紀の一戦」が現代格闘技界に遺した教訓と2026年の現在地
THE MATCH 2022が日本社会に遺した最大の功績は、「団体の垣根や大人の事情は、選手とファンの本物の熱量によって打ち破ることができる」という前例を作った点にあります。
かつての格闘技界は、プロモーター主導の囲い込み戦略によって選手を縛り、ファン同士を分断させて対立を煽る手法が常態化していました。しかし、その分断が生み出す歪みは選手本人に過度な精神的負荷を背負わせ、不健全なバウンダリー(境界線)の崩壊を招いていました。天心選手と武尊選手が試合終了直後に抱き合い、互いの健闘を称えて涙を流した瞬間、長年続いていた不毛な代理戦争は完全に終焉を迎えたのです。
2026年現在の視点でこの一戦を総括するならば、これは「日本の立ち技格闘技が到達した究極の頂」であると同時に、「PPVを中心とした自立型エンターテインメントへのパラダイムシフト」を決定づけた分水嶺でした。過剰な団体の囲い込みに囚われることなく、世界最高峰の舞台で挑戦を続ける両雄の姿こそが、あの日東京ドームで生まれた最大のレガシーと言えます。
【the match 2022 スケジュール】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:那須川天心vs武尊の実際の試合開始時間は何時でしたか?
A1:メインイベントの入場は20:50頃から始まり、第1ラウンドのゴングが鳴った試合開始時間は21:10でした。試合終了および判定アナウンスは21:35頃、大会全体の終了は21:50頃となりました。
Q2:当時の全試合の見逃し配信(アーカイブ)は現在も視聴できますか?
A2:大会直後はABEMA PPVにて期間限定の全編見逃し配信が実施されていました。現在では、ABEMAや各選手の公式YouTubeチャンネル等で、那須川天心vs武尊戦やYA-MANvs芦澤竜誠戦など一部の主要試合ダイジェストやドキュメンタリー映像が公式アーカイブとして公開されています。全16試合の完全版再配信については、ABEMA等の公式アナウンスをご確認ください。
Q3:当日の開場時間と全体の試合数はどうなっていましたか?
A3:東京ドームの一般開場時間は12:00、オープニングファイト開始は13:00、本戦第1試合の開始は14:00でした。オープニングファイト1試合を含め、全16試合が休憩なしで進行しました。
まとめ:日本格闘技の歴史を塗り替えた奇跡の1日
「THE MATCH 2022」は、単なるスケジュールの過密さや豪華な対戦カードの羅列にとどまらず、長年交錯しなかった二つの流派、二人の天才の運命が交わった奇跡的な1日でした。12:00の開場から21:50の閉幕まで、東京ドームに満ちていた異様な緊張感は、日本のスポーツ興行の歴史において今後も色褪せることはありません。
あの日、21時10分に鳴り響いたゴングの音は、立ち技格闘技のひとつの時代の完結を告げるとともに、世界へ羽ばたく新たなフェーズの始まりを告げる合図でもありました。それぞれの道を歩み続ける那須川天心選手と武尊選手の足跡を辿る上でも、この大会の記録と記憶は、格闘技ファンにとって永遠の原点であり続けます。 (出典: the match 2022 スケジュール(Yahoo!ニュース))